青白い光を放つ宝石「ムーンストーン」

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ムーンストーンは６月の誕生石としてポピュラーな天然石です。宝石としても用いられます。和名は「月長石」です。

乳白色の石の表面に浮き上がって見える青白い光が特徴的な石です。原石の状態において、外見は長石のひとつの結晶なのですが、内部構造がラメラと呼ばれる組成の異なる薄い層が交互に重なった状態になっています。具体的には、正長石と曹長石の葉片状のものが互いに層を成しています。この構造が見る角度によって幻想的な光を放つ要因になっていて、この光の効果を「シラー効果」と呼びます。曹長石の層の厚さが薄いものは青色、厚いものは白色の光を放ちます。

ムーンストーンの仲間には、無色〜白のほかに、黄色やピンク、オレンジ、赤褐色などがあります。

こちらの石はオレンジムーンストーンです。

キャッツアイ効果も楽しむことができますよ。

ムーンストーンの輝きは本当に不思議ですよね。これと似たような輝きを放つ石にラブラドライトがあります。ムーンストーンと同じ鉱物グループに属するのですが、輝きのメカニズムが異なります。

パワーストーンとしてのムーンストーン

この石は、女性性と母性に深く関わりを持ち、月の周期に同調して、女性の体調リズムを整える作用があると言われています。女性特有の気分の浮き沈みや不安感、イライラ感などを鎮めてくれるというお話です。女性の心と身体は、体内の水分に影響を受けやすく、それは月の満ち欠けにより変化されると言われていますが、その変化に

この石は古代から悪霊を祓う、予知能力を高める、ストレスを和らげる、愛をもたらすという効果があると信じられていたそうです。また、古代では星や月を見ながら旅をしたことから、旅の安全を守る『旅人の石』として伝えられています。