グロッシュラーガーネット・イン・アプライト

本日の新着商品「グロッシュラーガーネット・イン・アプライト」

こんにちは！本日の新着商品は「グロッシュラーガーネット・イン・アプライト」です。今年のツーソンショーでお目見えした石で、日本ではまだ少量しか流通していません。今後の入荷がわかりませんのでレアストーンとしてご紹介しますよ。ぜひチェックしてみてくださいね！

新着商品は毎日よる9時頃までに販売開始いたします。オンラインショップの新着商品コーナーをご覧くださいね。
⇒ 新着商品コーナー

グロッシュラーガーネットとは？

カルシウムとアルミニウムを主成分とするガーネットで、本質的には無色ですけど、鉄やマンガン、クロムなどを含むことで、オレンジやピンク、褐色とさまざまな色味を見せてくれる石です。マンガンや鉄によるオレンジから朱色のものは「ヘソナイト」と呼ばれていますよ。

アプライトとは？

アプライトは、有色鉱物をほとんど含まない細かな粒の火成岩です。マグマがゆっくりと冷え固まって作られる石ですよ。花崗岩かこうがんと組成が似ているので、半花崗岩とも呼ばれます。

グロッシュラーガーネット・イン・アプライトをチェック！

ということで、グロッシュラーガーネットとアプライトが見事に融合したのが、今回の石です。

褐色の部分はグロッシュラーガーネットで、白っぽい部分がアプライトです。

私が一見してスゴいなと思ったのは、含まれているガーネットが結構大きいことですかね。

アプライトには、少量の長石や雲母、ガーネット、トルマリンを含むことはありますけれども、ここまで大規模にガーネットが含まれるのは珍しいかも知れません。

また、「○○イン□□」と呼ばれるものは、たくさんありますけど、「ガーネット・イン・□□」の場合、ガーネットがほんの少ししか入っていない場合が多いですよね。

鑑別書をチェック！

新しい石ということで、鑑別書をチェックしてみましょう！

この石は「鉱物」ではなく「岩石」なので、岩石名が「天然アプライト」となっています。そして、宝石名として「グロッシュラーガーネット・イン・アプライト」と名付けられています。今後、さまざまな呼び名が付けられて流通する可能性がありますが、この名前が本当の名前として、覚えておいていただくと良いかも知れませんね。

摘要欄を見ると、グレー、黒、緑色の部分は「クリノパイロクシン（単斜輝石）」という鉱物で、トルマリンを含むビーズもあるとのことです。岩石なのでいろいろ混ざっていますが、混ざり方が珍しいんですね。

国内の流通はまだわずか

今回のグロッシュラーガーネット・イン・アプライトは、今年の2月にアメリカで開催された「ツーソンミネラルショー」で初登場した品です。日本国内での流通はまだ始まったばかり。今後も出てくるのかは、まだ分かりません。けれども、現時点ではレアストーンといえますね。しかも注目度がまだ低いので、価格は抑えられています。石好きの方には、コレクションに加えるチャンスかも知れませんよ。