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こんにちは!
ゴールドルチルクォーツは、ルチルクォーツの中でルチルの色が金色のものを呼びます。鉱物名は「ルチルレイテッドクォーツ」和名は「針入り水晶」です。鑑別書では、鉱物名と宝石名でこのように記載され、「ゴールドルチルクォーツ」と書かれることはありません。ですので、金色の針入り水晶の通称というところですね^^;
ゴールドルチルクォーツは、ルチルクォーツの中でも特に人気のある種類で数多くのルチルクォーツが出回っていますけれども、ルチルの状態によっていくつか名前がつけられているんですね。本日はそんなゴールドルチルクォーツの種類について、代表的な3種類、「タイチンルチルクォーツ」「キャッツアイルチルクォーツ」「太陽放射ルチルクォーツ」をご紹介したいと思います。
タイチンルチルクォーツ
一般的なルチルは、針と言うくらいですので、極細のものが普通ですけれども、針の太さもいろいろあるんですね。その中でも金針の特に太いものをタイチンルチルと呼んでいます。
金運のお守りと言われているルチルクオーツですが、タイチンルチルは中でも最高の金運のお守りとされ、とても人気のあるルチルクォーツの種類になりますよ。
どのくらいの太さからタイチンと呼んでいいのか?というお話はあるのですけれども、これに関してはハッキリとした基準がありません。鑑別書にもタイチンルチルという表記はされませんし。お店によって、見る人によってどこからがタイチンかはあいまいだと思います。
中国の市場で見てみると、ヘアラインのように細い(0.1ミリ以下くらい?)以外のルチルはみんなタイチン(中国語で「钛晶」と書く。)と呼んでいるようです。というのも、中国ではタイチンルチルがとても好まれる石だからかもしれませんけどね^^;
当店でもハッキリこれがタイチンという基準はありませんが、およそ1.5ミリくらいの太さがあれば、タイチンとしての迫力や美しさが楽しめるんじゃないかなと考えています。
透明度の高い水晶に数は多くなく、ビシッと1本、2本の太い金針が含まれるゴールドルチルクォーツが、タイチンの中ではとても好きです。当店最高のルチルクォーツもタイチンですね、水晶がすこしスモーキー掛かっているのも上品な輝きを放ち、また良いのです。
バングルタイプですと、太い針が同一方向にビッシリ詰まっているものも良いですね。これですと、多少にごっていても金針の輝きが十分に現れますから、とても良いと思います。
キャッツアイルチルクォーツ
キャッツアイはルチルに限らずいろいろな石で現れる効果なのですけれども、繊維状の結晶が同一方向に並ぶことで、光を当てた際に結晶の方向と垂直に縦型の光が現れるんですね。これが猫の目のように見えるので「キャッツアイ効果」と呼ばれています。
タイチンルチルの中でもキャッツアイ効果が現れるものがけっこうありますね。
ゴールドルチルクォーツにもこの効果を楽しめる石が採れます。それをキャッツアイゴールドルチルクォーツと言いますね。これも鑑別では「天然ルチルレイテッドクォーツ」と記載されますが、注釈のところに「キャッツアイ効果」ありと書かれる場合もあるかもしれません。
キャッツアイ効果を楽しむのであれば、ビーズの質がそろっているものが良いですね。すべてのビーズでキラキラとキャッツが輝くと本当に美しいです。
太陽放射ルチルクォーツ
黒い物質から太い針が放射状に伸びていくルチルが含まれるクォーツが、太陽放射ルチルクォーツです。針が太いのでタイチンの一種にもなるかもしれません。
この黒い物質はヘマタイトという鉱物で、ヘマタイトはときどき二酸化チタンを含むことがありますが、二酸化チタンというのは、ルチルそのものです。金色の二酸化チタンがヘマタイトから伸びていきます。この様子が、太陽の輝きのように見える様から太陽放射ルチルと呼ばれます。
ヘマタイトがルチルの根元であることから、金運にプラスして地に根を張ったビジネスができる象徴としても考えられていて、ビジネスを成功させたい人に人気のある石です。
根元ということで、針だけのルチルクォーツよりも数は限られます。水晶がにごることが多いので透明度の高い物はさらに希少性が高まりますよ。
クリアな太陽放射ルチルを見つけたら、ぜひ手にしていただきたいと思います。
さて、いかがでしたでしょうか?どの種類が良いというのはありません。これは好みですね。あなたが心から良いなーと思うものが、あなたにとって最高のルチルクォーツなんですよ!^^
当店のゴールドルチルクォーツはとても品揃えが多いので、実に様々な様子のルチルクォーツがあります。いろんな石を見比べて、お気に入りの一品を手にしていただきたいと思います。
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