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笏谷石(福井県)

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こんにちは!日本の石シリーズ、今回は「笏谷石しゃくだにいし」をご紹介しますよ。

笏谷石とは?

笏谷石は、福井県福井市の足羽山一帯で採掘されていた石です。中でも笏谷地区の石質が優れているということで、笏谷石の名前がついたとされていますよ。

現在では「ふくいブルー」の名称でも親しまれている石です。

笏谷石のできかた

約1700万年前の火山活動で噴出した火砕流に含まれる火山岩や灰などが堆積して凝縮した岩石です。堆積サイクルの境界には「雲」と呼ばれる凝灰角礫岩や中粒凝灰岩などが見られますよ。

笏谷石の歴史

およそ1500年ほど前の古墳時代のものとされる石棺が発掘されています。

春日山古墳 石棺(福井県 永平寺町)

このほか、朝倉氏の一乗谷遺跡では、笏谷石で彫られた石仏などが多数見つかっています。その後、朝倉氏を滅ぼした織田信長の家来である柴田勝家が越前国に入ったさい、北ノ庄城の屋根を瓦ではなく笏谷石の瓦できました。現在、柴田神社の境内である北ノ庄城址公園には、北の庄城の模型が展示されています。

福井県の丸岡城も笏谷石の瓦で葺かれているんですよ。

1899年には笏谷石による継体天皇(継体大王)の彫像を神体とした笏谷神社が創建されています。

1998年9月に採掘が終了し、現在は採掘されていません。

笏谷石の種類

石材は良質のものから順に、淡緑青色の青手、中手、灰紫色は黒手という。なかでも青手は越前青石もしくは青石といわれ、1.15倍の値が付いたこともあるそうです。

濡れると青くなる!?

この石は、水に濡らすと深い青色に変化することから「青石」とも呼ばれています。薄いブルーで、きめの細かいものが、高品質とされていますよ。

水に濡れた状態

先日のYouTubeライブで、この石を濡らしてみましたので、色の変化をご覧ください。

参考動画

笏谷石を濡らしてみた(YouTubeライブ)

笏谷石の用途

福井県にある歴史的な建造物、瓦や石畳などをはじめ、現在では置物、器など幅広く使用されています。

この石で加工された品は、その美しく上品は色味と心地よい手触りに、多くの人を魅了し続けているようですよ。

笏谷石の製品をチェック

プレミアムストーンギャラリーでは、貴重な笏谷石のビーズを使用して、ブレスレットをご用意しております。さらっとした手触りとやはりこの落ち着く色味に癒されますね。

また、ブレスレットには、展示と保管を兼ねて、桐箱と水晶さざれをセットでお届けしますよ。

ぜひ、オンラインショップもチェックしてみてくださいね!

こちらの商品は、8月29日の新着先取りライブでもご紹介しています。動画でもチェックしてみてくださいね!

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