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苦節10ヶ月!謎石の正体が判明!

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こんにちは!

昨年の7月に買い付けた石の中で、ずーっと結果が不明な石があったんですよ。

その石がこちらなんですけれども、、、、、

なかなか美しい石でしょう?(^^) 買い付けるときは「白雲母」という話だったんですけれども、確認のため鑑別に出していたんですね。

そうすると、見たことのない石だということで、ビーズを砕いて詳細なデータを取らないとわからないとの話。

私としては、何だかわからない石をそのまま大々的に販売はしたくないので、ネットには上げていませんでした。店頭では実物をごらんいただけますし、説明もできるので並べてますよ。(^^)

そんなところで、もうこの石の存在も忘れかけていた頃ですが、、、鑑別の先生から電話がありまして、結果が出たとのこと!\(^O^)/

ついに鑑別書が完成!

このクォーツの内包物は、角閃石類の繊維結晶とその周りに気泡、そしてカオリン・グループの鉱物があると考えられるということで、これはいわゆる「泥」が封じ込められた水晶であるとの鑑別結果でした。

角閃石類というのは、 ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・アルミニウムなどを含んで、さまざまな組成をもつ珪酸塩(けいさんえん)鉱物ということです。じつに100種類以上もある鉱物の種類。そのどれかというところまではわかりませんが、角閃石類の結晶が核となり、その周りに気泡が見える。

カオリンというのは、中国の江西省景徳鎮付近に高嶺(カオリン:Kaoling)という地域があり、景徳鎮といえば歴史ある陶磁器の生産地。陶磁器の原料は粘土です。カオリン・グループの鉱物とは、粘土鉱物なんですね。ここから「泥」の一種であり、その色が白いということから「白泥水晶」と命名されました(^^)

珍しいんですか?と尋ねると、「だから時間がかかったんですよ!」とのこと。本当にレアでキレイな石を入手できて、喜ばしい限りです(^^)

天然クォーツであることが証明されましたし、満を持してネット販売の準備を進めたいと思います!

この水晶は内包物の影響なのかどうかはわかりませんが、ほんのり桜色をしているんですよ(^^) 白い内包物なので、ホワイトファントムのように冬のイメージかと思いきや、春にも似合う石でした。ちょうど今が旬かも知れないですね(^^)

一番大きな粒のブレスレットは、検査のために2粒ほどなくなりました。手首サイズが小さすぎるので、こちらは粒売りにするかコレクションとして置いておこうかと思います。

いやぁ、本当に石の世界は終わりがないですね(^^)

セリサイトインクォーツじゃないの?

ちなみに。。。SNSへ投稿したところ、この石は「セリサイトイン(ローズ)クォーツ」に似ているというお話をいただきました。調べてみると確かに似ている・・・というか同じ物かも知れません。セリサイトは「絹雲母」という鉱物で、購入時に「白雲母」と言われていたことに合致しますね。

ただ、鑑別の結果は「雲母」が含まれていないことが分かりました。そのためセリサイトではないということになります。今回は鑑別書のとおり「ホワイト・クレイ・クォーツ」という名称でいきたいと思いますよ(^^)

セリサイトインクォーツはどこにでもあるらしいのですが、鑑別書付のものが見当たらないのですよね。。。どなたか、セリサイトインクォーツの鑑別書をお持ちでしたら、情報いただけますとありがたいです!!

では!